金曜日、
土屋遊の同僚Kさんがガイガーカウンターを購入した、というので、昼メシがてら西新宿の放射線量を測る散歩をした。
立ち飲み屋だの裏路地だのといったのんきな散歩をしてきた私が、とうとうガイガー散歩をする羽目になるとは……
とか考えると急激に腹が立って血圧があがるので、そういうことは考えず、ただおもしろ半分に測ろうと思った。
参加者は土屋さんとKさん、土屋さんのフォロワーのSさん御夫妻、私の5人だ。
まずみんなでブリーフィングを兼ねて焼き肉屋へ行き、
共産党都議団が計測したマップ(
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525195904_4.pdf)などを見せてもらった。
中華ガイガーREN200を購入したKさんは、2歳のお子さんがいるママで、区立保育園には水筒を持参させているが、外遊びは普通にさせるので気になるそうだ。区によっては「アトピー以外の子は水筒禁止」というところもあり、水筒を持っていけるだけでも新宿区は柔軟だという。
私はもうそんな話だけでカッとなり、子供を何だと思ってるんだ、意識が低いとギャアギャア騒いだ。
あとKさん情報で、代々木公園でガイガー計測してる人が警備員に注意されたという話を聞いた。
はあ?? どういう名目で注意すんの??
「風評被害というか、デマ情報を流すな的なことですかね」とKさん。また私はカッとなり、えーおかしいじゃん! そんなこと取り締まれないはずでしょうが! とギャアギャア騒いだ。
カルビロース定食1200円を食べながら放射脳たちが不安を語りあう中、放射能には全く興味ない土屋さんはニヤニヤしながらKさんに「良かったねー。やっと話できる仲間ができたねー」と言った。
福島の人らが文科省の下っぱをつるしあげた会見(
http://www.youtube.com/watch?v=DUhlamqSQXg)の話をしたら、Kさんは「ちょっと胸がスッとしました」と言った。
お店を出てガイガーを持ちながら、小雨ふる高層ビル街を歩いた。
REN200はガンマ線とX線しか測れない機械なので、適当に測るにはむしろ好都合だった。(皮膚から入れないベータ線などを検出する計測器は、筐体を遮蔽しないと20μSV/hとかあり得ない数値を出してしまう)
西新宿のビル街は、クルマが通れる下の道路とビル周辺をとりまいて連なるデッキ状通路との2層構造になっている。
高い方のデッキ通路は、高くても0.08μSV/hぐらいで、意外とたいしたことがなかった。「あすこいいんじゃない!?」と柱の根元とか植え込みとか、汚れが溜まってそうなとこに走り寄ってみたが、0.09ぐらい。
ハトを測ろうとしたが逃げられた。
土屋さんのアタマの中はいっしゅん0.17を記録する高濃度だった。「あー1週間アタマ洗ってないから」とのこと。洗えよ。
池の上はどう? と測ったけど、0.06とかむしろ下がった。

ちょっとガッカリしながら、共産党の調査で最高値を記録した都庁へ向かった。デッキ通路から下の道路に下りると、すぐ0.1を超え、0.14μSV/hぐらいになった。低い場所は線量が高い。
高いと低く、低いと高いのはナーニ?
それは新宿の放射線量だ。
外壁が軽石みたく、レンガみたくなってるビルのあたりでどんどんメーターがあがり、0.2μSV/hに跳ね上がった。え。なんでここで?
軽石みたいな建材のすきまに放射性物質が溜まるのか?
高層ビルの間をピンボールよろしくぽぽぽぽ〜んと跳ね飛んで来た放射性物質が落ちる地点がここなのか?
あそっか。このようにぶらぶら適当に測って、「○○ホテル前は高濃度でした!」とかツイートしたのがもとで、○○ホテルって線量高いらしいよ〜怖いわよね〜みたいになったら風評被害だよな。
それは、取り締まりたくなる気持ちわかるな…
だから共産党の地図では「都庁西側道路」といった表現になっている。
その都庁西側道路、厳密にいえば中央公園前のT字路の植木の下んとこが0.17〜0.2μSV/hと本日一番のホットスポットだった。
ふらふら上下するガイガーの数字を見ながら、Kさんが傘でちょっと囲ったら0.18! とビシッと表示した。風をさえぎるとふらふらしないそうだ。
中央公園で、土の上に置いたら0.14μSV/hとなかなかの数字だった。警備員に見つからないよう土を5センチぐらい掘り返すと0.06に下がった。

以上の散歩からわかったのは「つるつるしたとこはマシ」「水辺はマシ」「きれいなとこはマシ」「高いとこはマシ」といったことだった。
あと「水道水による除染は有効」「土の表面を削り取る除染は有効」という、ずっと国とかが言ってきたあったりまえのこともわかった。
あったりまえだけど、もう国とかの言うことをいっさい信用しなくなってたので、自分の目で見て確認できて良かったと思いました