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    神田ぱんのやりすごし歳時記
    お習字
    朝青龍は引退してどうするんだろう。
    相撲は新団体とか作れないのだろうか。
    だいたい国技とか言ってっけど、もとは両国の見世物なんだからガッツポーズぐらいいいじゃあねえか。
    スカしてるな相撲。
    などと考えながら、iPhotoの整理をしていたら、4年前のみたま祭りの献灯が出てきた。



    いろいろ、背負ってるもんが。

    でもワイハで「ゴルフもするし飲みにも行く」宣言してる朝青龍は楽しそうだった。
    良かった。
    posted by 神田ぱん | 22:45 | 見る | comments(0) | trackbacks(0) |
    棋士
    棋士について。
    「プロ棋士」という言葉はプロキシみたいでひっかかっていたけど、もっとひっかかる棋士があることを知った。
    それは物故棋士だ。
    ぶっこき…そんなふうに呼ばれたらイヤだと思う。
    でも死んでるから気にならない。
    八段以下物故棋士の中には、死んでから段位があがった人がいた。
    阪田三吉も、死んでから追贈で王将位になったそうです。



    あとガラかめの北島マヤは、阪田三吉がモデルだそうです。
     

    「なんですって……」

    三吉とマヤ、あんま似てない。
    以上、棋士情報でした。
    明日雪にならなければいいなー。
    posted by 神田ぱん | 17:37 | 見る | comments(0) | trackbacks(0) |
    喬太郎スゲー
    「落語研究会500回記念スピンアウト!! BLITZ寄席ライブ」を赤坂ブリッツで見た。
    TBSの落語研究会という番組の記念の会だけど「スピンアウト」がついていて、ちゃんとした第500回は三三、さん喬、扇橋、權太樓が出て国立劇場でやる。
    でも柳家喬太郎、紋之助、二楽のスピンアウトもすごかった!!
    シークレットゲストは風間杜夫だった。火焔太鼓。
    テレビ番組として収録してんのに、紋ちゃんが「トトロ」をやり出したので驚いた。TBSでトトロて。杜夫も「フジテレビのタカハシさん」につかこうへいが電話するという恒例のマクラを平気でやるし、さすがスピンアウトと思った。

    でもそんな中で、いちばん反骨だったのはやっぱり喬太郎だった。
    まず一席目が「諜報員メアリー」でたまげた。「落語研究会」は古典しかやらない印象だし、喬太郎の新作の中でもメアリーはバカ度が高い(褒めてる)からだ。
    さすがに二席目は古典をやるのだろうと思ったら、「井戸の茶碗」だったけど、さん喬一門会の「ブルーライト芝浜(ブルーライト横浜の曲に合わせて女装のキョンキョンが芝浜の物語を歌う)」の衝撃を思い出すような、噺の途中を歌で進めていく「ミュージカル井戸の茶碗」だった。

    高木作左衛門が仏様から小判を発見するくだり

    高木「小判…」
    中間「小判…」
    高木「小判?」
    中間「小判?」
    高木「小判!小判!小判!」
    中間「小判!小判!小判!」

    とまあこれが「ウルトラセブン」のイントロてなわけで。
    屑屋が「東京ホテトル音頭」歌いながら仕事してるしねえ。ラストの、出演者全員(=喬太郎ひとり)で歌う「私の青空」は圧巻というかバカというか落語ってホントに素晴らしいですネ!
    しかしこれは放送されるのだろうか?
    posted by 神田ぱん | 22:02 | 見る | comments(5) | trackbacks(0) |
    お金
    だいぶ前、「原稿執筆のお願い」というタイトルでメールが来たことがある。
    私は全然営業しないし、知らない人から原稿依頼なんて来ないので(新手のスパムかも…)と思いながら読んでみた。

    そしたらメールをくれたのはとある経済誌の編集部で、金融商品を紹介するコーナを新設致します。初回は「外為証拠金取引」を取り上げます。神田様には「こんな金融商品もあるのか……」というノリで、読者に分かりやすく楽しい文章をご執筆願いたいと考えております。
    とか書いてあった。

    経済誌…金融商品…外為証拠金取引…
    詐欺っぽい。
    文字づらだけだけど、詐欺っぽい。
    もしかして私に、取材という名目で外為証拠金取引をさせようという魂胆ではないか?  そもそも「外為証拠金取引」が何か、サッパリわからない。
    心の警戒警報がガンガン鳴るため、外為証拠金取引について調べてみたら、こんなふうに書いてあった。

    外為証拠金取引=FXとは
    投資家が証拠金(担保)を取引業者に預けることで、その数倍から数十倍の金額の外為取引ができる仕組み。
    例えば、為替相場が1ドル=105円の時に、100万円の証拠金を業者に預け、その10倍の1000万円分の米ドル(9万5238ドル)に投資する。為替相場が1ドル=110円の円安・ドル高になった時点で売れば約1047万円となり、手数料などは別途必要だが、元手の100万円の半分近い47万 円程度の利益になる。


    みなさんには何が書いてあるかおわかりだろうか。
    私にはさっぱりわからない。

    100万円を見せ金にして1000万円の米ドルを買うふりをするけど、ほんとは買わなくて、でもお金は儲かる。

    なんか私の脳ではその程度の理解しかできないが、なんで買うふりをするだけで儲かるのかわからない。いったい誰が、何の理由でお金をくれるのだろう?
    本当にただ「こんな金融商品もあるのか……」という感想しか湧かない。
    謎なのでほったらかしておいたら、電話が来て、前に書いてた雑誌の人が転職してたことがわかった。
    私に詐欺を仕掛けるつもりじゃないらしい。
    何か書いたら、お金をくれるらしい。
    もしかしたら、何も書かなくて、書いたふりをしてもお金をくれるのかもしれない。あーそういうことか。
    いいじゃんいいじゃん!
    だから仕事を受けた。

    そしてドロナワ的に経済用語を必死で勉強した。
    意外高、意外安。買物殺到、聞き込み筋。値洗い、利食い、モチツキ相場。
    まったくもって脳味噌ゆらゆら帝国な経済用語。
    「トリコじかけの明け暮れ」みたいな電波系造語と変わらない、こんな言葉が日本経済を担っていると思うと、おかしくてたまらない。

    そのように経済についていろいろに勉強した結果わかったのは、

    お金を貯めてると思ってたら使ってた

    ということだ。
    私が子どものお年玉を巻き上げ、親切ごかしに銀行へ預金した8万円は、きっと今もう銀行にはない。誰か、8万円が必要な人に銀行が貸してしまった。たぶんその8万円を借りた人も、とっくに使ってしまっただろう。
    なのに私は銀行に私の8万円があるつもりになり、銀行は貸した8万円があるつもりになり、借りた人はまたどっかから8万円を借りてくる。
    3者の思惑をたすと8+8+8で24万円が存在するかのような気になるが、実際には8万円しかなかったし、その行方も今となっては杳として知れない。
     アタシが預けたお金返してよ! と銀行に言っても、銀行は「これ価値同じッスから」と、誰かが預けた8万円を返してくれるだけだろう。その8万円は…(永遠にリピート)。
    そんな8万円の残像がスワップしたり餅つきしたりして、新しい残像を生み出す。あのこう、10円玉2枚を素早くこすり合わせると3枚に見えるでしょう。あの3枚目が経済だ。なので、こすり合わせるのをやめると、3枚目の10円玉がなくなり、経済が落ち込む。世界同時不況となる。

    それもこれも、お金がものすごく流行してて、みんな同じ形のお金を持ってて、「お金での支払いは取り扱っておりません」のお店もあんまりないから通用することだ。
    お金は、薄くて軽くてお財布にもおさまって持ち運びに便利だから、いま大流行している。
    お金持ちはそういう、庶民に流行してるものとか嫌いだから、お金お断りの店(六ヒルのホテルなど)に行って、お金で買えない価値を買って、データも流出しほうだいだ。

    勉強して、そういうことがわかった。
    そしてそういうことがわかったら、経済記事など書けないということもわかった。困る。
    posted by 神田ぱん | 16:20 | その他 | comments(2) | trackbacks(0) |
    幸せのかたち
    という言葉をよく聞くが、猫がむくむく毛に顔つっこんで寝てるのを見ると、「幸せ」がかたちになってるなと思う。
    あー
    うらやましー
    この猫ども、前世でそうとう徳を積んだのだろう。
    シンドラーとかシュバイツアーとかガンジーとか、そういう立派な、えらい人の生まれ変わりに違いない。
    世のため人のために役立った次の人生では、猫になって、ボヤーとしたり、ゲロ吐いたり、便所の水飲んだり、障子で爪研ぎして怒鳴られたり、あじの骨をもらったりする。
    うらやましー…と言っていいのかどうか。

    「吾輩は猫である」を毎日風呂で読む。すこぶる面白いが、毎日2頁、3頁、湯が少々熱ければ半頁でのぼせあがり、いっこう進まないのである。あの猫の皿、あわび貝である。洒落ているである。
    なんであんなに面白いのかなーっ漱石。凄い。
    あーねみー
    猫うらやましー
    posted by 神田ぱん | 23:12 | ねこ | comments(0) | trackbacks(0) |
    闇の
    闇市本を読んだ。
    今まで私は闇物資と聞くと、なんかヒロポンとかアヘンとかヤクザとか、そういう暗黒社会な気がしてたけど、統制外のものはナニモカモ闇だった。
    だから闇米に闇パンはもちろん、闇ライター、闇靴、闇ズボン、闇寿司、闇オムツとなんでもかんでも闇だ。
    「闇の中華料理屋では闇のチャーシューメンを売っていた」らしい。かっこいいな、闇のチャーシューメン。でもきっとまずい。

    あとアメ横の闇の女集団は、「馬場のよっちゃん」や「ターバンの絹」が仕切ってた不良少女団だそうだ。
    馬場のよっちゃん。
    いい人っぽい名前。
    その後どうなったんだろなぁ、よっちゃん。たぶんどうもなってない。
    posted by 神田ぱん | 01:36 | 読む | comments(2) | trackbacks(0) |
    家族のふきだまり
    ふろ場に行ったら「ピューと吹く!ジャガー(第2巻)」があったので、風呂に入りながら読んだ。
    なんでピヨ彦はピヨ彦ってあだ名なんだ?
    てかなぜ、これがふろ場にあるのだろう。

    よく考えてみれば、家にはいつもこんなふうに、家族が持ち寄った漫画・本・CD・DVD・雑誌・チラシ・お菓子・ラーメン・化粧品・乾電池・空き缶・シール・プリクラ・葉っぱ・ネズミの死体などが転がっている。
    人間5と猫3でせっせと家に何かを運んでいる。
    おかげで、私ひとりの人生ならぜったい登場しないものと出会える。
    家族がいたからB'zや貴水博之のアルバムも聴けるし、高杉良の「ザ・ゼネコン」も読めるんだ…ってタカミはキモイ、高杉つまんねー、サンタはネズミの死体を私の部屋に置くな!
    いいように考えようとしたけど、やっぱ家族がいると謎のものが増えて気持ち悪いです。
    posted by 神田ぱん | 00:41 | | comments(4) | trackbacks(0) |
    年賀状の国
    私は年賀状が好きだ。
    ふだん一切つきあいのない友達から、ほとんど内容のないハガキがぽつんと届くのがへんだからだ。
    去年、ユミちゃんから来た年賀状は、なんか豹みたいな格好をした女の人の写真だったので、今年の年賀状で「あれはユミちゃんですか?」と訊ねてみた。たぶん来年の年賀状で返事が来る。
    携帯メールとかなら遅くても1日あれば返事がくるのに、年賀状だと丸2年かかる。もしか「そうです」と返事が来ても、「ふーん」と思うだけだ。そういうところが年賀状の素晴らしい点。

    「子供の写真と子供の近況じゃなくて、本人の写真に本人の近況を書け」という意見が多いが、子供が生まれりゃー子供のことでアタマいっぱいになるんだから、子供の写真や近況がすなわち本人の近況だ。
    だから私は、子供の写真の年賀状は、良いと思う。

    いつも年ごとに整理している年賀状を、差出人ごとにソートしたらきっと面白い。
    一度も会ったことのない結婚相手、一度も会ったことのない子供、一度も行ったことのない新居。ハガキの中でだけ子供が成長し、家がグレードアップし、海外旅行に行ったりする。
    ふだんつきあいがないだけに、差出人が本当に生きてる人なのかどうかも良くわからないが、ハガキの中でだけは元気で暮らしているようだ。そして毎年「今年はお会いしたいですネ!」て書いてあるけど、絶対に連絡は来ないし、決して会うことはない。
    年賀状の国の、年賀状の中でだけ生き続ける人々よ、今年もお元気で。
    posted by 神田ぱん | 18:34 | 社交 | comments(0) | trackbacks(0) |